メカ紫

マルコフ源氏

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箏の守のしるべには、と奏しを、かの御ありさまなどして、うけたまはり伝へむと語り申したまふと思ひたまふる、主上のつきづきしうのたまひ置きたまへ、所々引き返してものしたまへば、をかしう色々にきよくて、ことなむ見たまへり。かしこに花やぎたまへるもてなし、一節を思したどりぬ。紫苑こともなかりける、籠もりおはしますにつけて、聞こえ出でらるる、この君は響の叶ふとす。心知らぬ手を、我も、御琴どもの紙には、あはれに聞こえたまふこと、五十日には当たるらむ、際に作り加へ、あな、来し方行く末思し召されど、心苦しきを、御おぼえはべる心にて、山里のしるければ、かくまでも絶えず木幡のおはしましぬを、絵様などを眺めやる時々の立てたる身にて、入りたまはぬことを鳴らしつつものしたまふにおし当てにも、心より異になり。この案内知りたることを、はるけきほどなりぬる磯の地の子、と聞こえても、なごりだにのたまふ。かう思ひ続くるに知りたまはず。かかれば、かかる古人をさへあはれに見えさせたるところなきやうやうなるを、言ひ犯しなきをば、人びと、うち、我にてものしたまひそは見えたる。かかるついでしを調へさせたまうて、かう、あはれにもつかず。いかに御覧ずべかめり、いとことそぎつつ、そのほどにて積もりも、東面にうたた寝したるを、ここかしこ、うつくしきさま、折は、などおはしたるあたりにけしき見えで、おほかたのほどに、さりとも、太政大臣の、などもなければ、あまたの心地なむ思し出でぬ。これにや、我もさるべき。

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メカ紫「今日は筆が進むわ~」


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