メカ紫

マルコフ源氏

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想夫恋、わづらはしげに嘆きて、あくまで用意など、かひなし藻塩草同じ君は、いと頼みにて、重く慎み騒げば、物詣でのを、とて、しばし、この一、さまざまに、いとよしをうれしき折をかしう見ゆべく見たまへりしほどは、殿のことども、思ひまされるを、漏り出づることとは、思ふことなきを立てたまへば、よき若人など、と、とのたまひ知らすべく、三位の内に上の君、と、まことに、昨日の筋に、まばゆくて年より、今めかしくすぐれたまへる年月を、あつかひけるを。それや。はかなきこと、関守の固からぬべきにも経に思ひ寄りたまひつらむ、まさに漏り聞かむこそあらば、箏の霜を、かつ見たてまつらせたまへる御前の人びとに変はりにもなきを、忍びて出でたまはねば、憂きよりけになびきぬ心も、とて、このころ常に、便なければ、承香殿の御腹の前坊の刀自、とのたまへど、とあると思す。物詣での、さるものにて、いとどしき御心は、この伏見を、あぢきなう思さる多かり。かひなくもまさりたまふものから、さるべきをも、大臣は、さましたまふにほひさへ上げもあいなくものめかしきを語らひのたまひ、例のほどにも、領ぜさせたまへるなりかし。さばかりあさましう、とは、情けにて、御返し、結につけて、いとかく悩ましくてゐたれど、移り変はることに思ひ起こして、ただなることは、ありてしがな、身をなむはべりなむには、弁官もえ待ちよろこびあへり。またまた知りたまはむ。このものに亡き人より出でたまふ、先帝の御直衣、われも睦びきこえてあらまほしきを、おきてさせたまふ。

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メカ紫「なかなかの出来!」


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