メカ紫

マルコフ源氏

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かしこに誘ひきこゆるも、苦しげにや、我は、と、中将の中に入りたまふ。さるは、さはやかに、ここに出でむ、わざとさかしげに、と見め。萎えばめる御顔、しひてかき合はせむはいとかかる御心ざまのしなの折も似たるに吹き出づるにはあるべかなるに書かせたまひつつ、とて、例より深き峰を、それを岩根の松の声などのたまふ。この世の御殿の瓦さへ思し召さる側目、一節を思して、よろづ隠れたまへど、あぢきなき好きの数ならせたまへあはするには、いま一人降りて書きて、思し扱ふとも、うちわななくわななくけしきもあらざりける。かかることもいとまめやかにこそ口惜しけれど、かくも思さるれば、など言ふなり。一条の花のいとまなし。父君、夕暮にものしたまふもなくは、御倉町なり。かく思したりければ、人も知られたまひになむ、後見なくて、思し立つ。

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メカ紫「なかなかの出来!」


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