メカ紫

マルコフ源氏

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角髪結ひたまへど、と思へどもあなれど、右京大夫召しては思ひ沈みたまはむ方にも書かせたまへり。覆ふばかりのある折節の御里居も、前斎院よりとて、しり目とどめたるさまのことのことは、御息所のはなやかなるも憂しと、と謡ふとぢめに、昔のままに詣でさせたまひぬは、こまかなるに、例の、色あひて、出でたるべきとぢめの思ふばかりに、右近ばかりはすこし聞かざりけり。されど、皆、あやしう、亡せたまひて見返りたまへり。月影に今日明日、母后のおはしまさば、車にか、それとのたまひて、心も、かく朝夕、聞きてこそ痛からめ、女房のために、身にてものしたまはむ、いとかはらかにて、など聞こゆれば、このことを、あくがるなるは、と聞こえなびかしたまへり。いぎたなき人に、さきざきも聞こえつけの遺言しおきて、そびやかにも、年ごろ、まづ涙ぐみたまへ。日の女官などしありさまなり。憎しと思したり。おのれを月ごろ調じわびさせたまふが、それにも、かたじけなきものにて、奥ゆかしく心を、推し量られたまひには言へば、例の外をも、簾を、にほひ、引きかけて、さすがに、題をひき広げて、おとなびまさりて思ひのどめ、過ぎぬる。

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メカ紫「なかなかの出来!」


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