メカ紫

マルコフ源氏

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対に乗りておはしまさずに、さりとも、その御心ざしにき。生ひ出でて、と思しつづくるに、しか伝はるものぞ書き出ださじ、と言ふやうなる御もてなしたまへ、宮仕へに、いららぎたるやうも思し召しては、やをら引き解き下して、似げなき御年のほどの面目と思して、いとあまりなるさまなり。からいことはなし。まづ恋しき人びと、渡りたまふ。よく隠して、いとものはあぢきなきこと、人を悔しう思さねど、かくなむとも聞こえ分きたまはむ。かの花散里のこと、人にこそ、泣く泣く泣く。柳の心やすくせざりつる。若き人の、われはまばゆく艶なる物語などて、かく渡りたまふ神ならず出でそよ、精進物を参るとて、いかなる御心ざしも、はひ渡りたまひて今日の木高くなりと、と聞こえさせならひて、ただに思しおごりを、夢の癖なれば、いとけうとげに、人も、宇治の心ざしありけり。

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メカ紫「なかなかの出来!」


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